昨日は川南町PTA研究大会が行われた。川南小学校PTAの橋口氏の研究発表『子供の生活リズム向上支援推進事業の取り組みについて』と唐瀬原中学校の毛利教頭先生の研究発表『豊かな心とたくましさをはぐくむ教育の推進』が行われた。
保護者と教師が協力して研究テーマを持ち、学校・家庭・地域社会における活動をすることによって先生も親も方向付けが分かり活動することにより多くの成果があった。本大会の目的の趣旨に添った活動の発表であった。
その後に延岡でお菓子の虎屋を経営する上田耕市氏による講演を聴いた。
『ピンチをチャンスに親子で育つ』の演題で笑いがありながら本当にためになる素晴らしい講演であった。
以下上田さんの楽しい話を要約してみる。
上田さんは子供の生まれる日に夫婦で教育方針を作ろうと決めていて、帝王切開でまだ痛みの残る奥さんを困らせたそうだが、とにかく「よく笑う子にする」という方針を決め、それ以外は他と比べず我が家独自のやり方で育てていこうと決めたそうだ。
お店がお菓子屋で年中無休のため「子供と過ごす時間がない」しかし、上田さんの方針は「無いものは作れ」だそうで、朝早く起きて海に連れて行き遊ばせたり、夕方に背負い籠を背負って子守をすれば仕事をしながらでも子供の相手ができて実に楽チン。時間は作れば必ず作れるそうである。
そして、その背負いかごの中に子供を入れてのユニークな子守が有名になり新聞にも掲載された。上田さん曰く「自分には見えないのだからちっとも恥ずかしくない、見る人が 恥ずかしいのだ」「子供にとっても縛られていなくてゆったりしてこんな良いものはない」のである。
また、食事の時にはおもしろい話をみんなで出すようにしていて、楽しい食卓の様子がうかんできそうだ。車で行くときには上田さんが「出発」というと子供が「進行」と言ってその進行が揃わなければ出発しない。とか、仏壇の前でみんなで拝んでその日あったことをひとりひとり報告する。最初は子供も「なんでそんなことせんといかんと」と言って嫌がるが習慣化するとちゃんと出来るようになる。
家には色々なことをしたときの家族の写真を至る所に貼ったり、おじいちゃんおばあちゃんの写真なども貼っておき、親が子供のことをいつも大切に思っている事を実感させる。親から愛されている事を子供が実感していれば子供は自信を持ってまっすぐに育っていく。決して道を誤ることはないという。
長女が中学校に入りバトミントンを始めたとき、指導できる先生がおらず『お父さんバトミントンがうまくなるにはどうすればいいの?』と聞いたときに、本屋へ行って良さそうな本を選んでその作者である筑波大学の先生に全然面識もないのに電話したら、その本人に繋がって一番良い学び方を教えて貰い実に幸運だったが、これも、あきらめずに『ノックすると扉は開く』ということなのだ。
人は何でも悪い方に考えることが多いのだが、水をこぼしてもラッキー、躓いて転びかけて膝を打って痛くてもラッキーと思い、その時にラッキーの意味を考えるようにするとすべてが良い方向に進むようになる。水をこぼして服がぼたぼたに濡れたら「ラッキー」熱いお茶でなくてよかった、墨でなくて良かった、ラッキーと喜び。躓いて膝を打ったら「ラッキー」骨折せんでよかった、5寸釘でもあったら釘が刺さっていたかもしれん、心臓に刺さっていたら死んでいたかもしれん、ラッキーと考えるのだそうだ。自分は「運がいいなあ」と考えるのと、躓いて「俺はバカじゃなあ」「俺は何てドジなっちゃろかい」と考えるのとでは大きな人生の違いが出てくるのである。
双子の一人の真澄さんは天真爛漫で歌を歌ったりすることが好きでコーラスをしたり、劇団で出演したりするのだが勉強の方はあまり得意でないが、高校に進学するのに姉さんが行ったこともあり進学校の延岡東高校に行くと行って聞かず、この子の学力では到底無理であったが、東高を受験した。でも、もしものことがあるといけないので宮崎学園も受けて合格していたそうだ。
合格発表の日に母親と見に行き、上田さんに母親から電話があり「真澄の番号が無いとよね」といって横で真澄さんは泣いていたそうだ。そこで上田さんは「良かったねえ、これで宮崎学園にいけるがね」と言った。その時は泣いて落ち込んでいた真澄さんも音楽では名門の宮崎学園に行けることで気持ちを切り替えて3年間音楽を学び音楽家の道を進んでいるそうだ。まさしく「ピンチをチャンス」にである。
今起こっていることを悪いことであっても、「良かった」「ラッキー」と考えられる人が本当に良い人生を歩いていけるのだそうだ。なるほど、その通り・・・・・なんだか目からウロコというのだろうか。これからすべてを良い方向に考えていこうと思えるから不思議である。絶妙の話術というものであろうか?
また、心を豊かにするためには、今までにやりたくて出来なかったことをやるためには分身の術を使う。その道で成功している人や有名な人で応援したい人を決め一生懸命応援すると、その人のことが分かれば分かるほど自分のためになり、自分の力になってくる。『与えるものが与えられる』の言葉通り徹底的に応援しよう。やがて必ず自分に与えられるそうだ。
最後に、人は自転車に乗っていて右に曲がろうとするときは顔も右に曲がらなければ曲がれない。暗い方向に向かっていくとさらに闇に向かっていく。日向の国の住人である私たちは明るい太陽に向かって励まし合い良い方向に進んでいきましょうと締めくくられた。
そして、虎屋の顔であるやぶれまんじゅうをお土産に持ってきてくださり、1個ずつ貰って帰った。上田社長有難うございました。
最近のコメント